ブログ|中村区岩塚町・中村公園駅・八田駅で歯科をお探しの方はいわつか歯科クリニックまで

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  • 歯列矯正でも動かない歯について

    2023年10月17日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

    いわつか歯科クリニックに通う皆様が楽しくお食事できる様にサポートし、
    友達や家族で食事を楽しんでもらえることを望んでおり、

    地域の方々のお口の健康管理を安心して任せていただける、かかりつけ歯科医院として診療してまいりますので、お口のことでお悩み事がありましたらお気軽にご予約、ご相談ください。

     

    歯列矯正をしても全く動かない歯がある場合はご存知でしょうか?
    「歯列矯正を始めたが、いつまで経っても歯がまったく動かない」という方が極まれにいらっしゃいます。なぜそのようなトラブルが発生するのか、今回はお伝えしたいと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    骨芽細胞と破骨細胞

    歯列矯正にはいろいろな方法がありますが、いずれの方法でも、歯に矯正装置(ブラケットやマウスピースなど)を装着して歯に力を加え、動かしたい方向に歯を少しずつ動かしていくという方法をとります。
    歯列矯正では「歯槽骨」という歯を支える骨を少しずつ作り替えることで、歯を健康な状態に保ったまま動かしていきます。
    歯槽骨と歯根とのあいだには「歯根膜」という繊維状の組織でできた膜があり、歯根をすっぽり覆うようにしてクッションのような役割を果たしています。
    矯正装置を取り付けることで、歯を動かしたい方向に向かって弱い力がかかります。この力は歯根膜に伝わり、動かしたい方向の歯根膜は圧迫される状態となります。
    歯根膜が圧迫された部分では「破骨細胞」という細胞が働き始め、歯槽骨を少しずつ溶かして体内に吸収していきます。同時に、歯の反対側の歯根膜が引っ張られている部分では、「骨芽細胞」という細胞が働き始めます。骨芽細胞は破骨細胞とは対照的に、新しい骨を作る働きをします。
    歯列矯正ではこうした働きを利用して、歯を理想的な位置に動かしていく治療方法となります。

     

     

    なぜ動かない歯がある?

    歯列矯正で歯を動かしていくためには、歯根膜が健康な状態にあり、破骨細胞と骨芽細胞が正常に働くことが大切です。
    ところが、例えば骨性癒着(アンキローシス)などが生じている場合、歯列矯正で歯を動かすことは非常に困難になります。

    骨性癒着とは、外傷を受けたり歯の移植などを行ったりする際、歯根膜が広範囲に失われた状態で歯根が骨組織と接した場合、歯根が骨に吸収されて骨に置き換わり(置換性吸収)、歯と骨が結合してしまう状態を指します。おもに臼歯などに起こりやすい現象です。

     

     

    骨性癒着は事前に発見できない場合がある

    通常は骨性癒着を起こしている歯を叩く(打診する)と、金属のような硬く澄んだ音がします。また、正常な歯はピンセットなどで揺すると、わずかに動きます。しかし、骨性癒着を起こしている歯はまったく動きません。しかし、こうした検査やレントゲン撮影、CTスキャンなどでも100%骨性癒着を歯列矯正のまえに発見することはなかなか困難でもあります。

    このため、歯列矯正を行う際に抜歯をする場合、多くの歯科医院では予め、ちゃんと歯が動くことを確認してから抜歯を行います。「抜歯で歯が動くスペースを作ったが、肝心の歯が動かなかった」などという失敗をしないためになります。

    残念ながら、骨性癒着が起きている歯は、矯正装置だけによる歯列矯正はできません。ただし、脱臼処置や抜歯、コルチコトミー手術などの外科手術によって矯正が可能になる場合もあります。

     

     

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    要注意!知らずのうちに悪化する歯周病!

    2023年10月10日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

    いわつか歯科クリニックに通う皆様が楽しくお食事できる様にサポートし、
    友達や家族で食事を楽しんでもらえることを望んでおり、

    地域の方々のお口の健康管理を安心して任せていただける、かかりつけ歯科医院として診療してまいりますので、

    お口のことでお悩み事がありましたらお気軽にご予約、ご相談ください。

     

    歯周病はむし歯と違い痛みなどの自覚症状が少なく、いつの間にか症状が進行してしまいます。
    日本では30代以上の約8割が歯周病を患っていると言われ、知らずのうちに歯周病になっていたということも珍しくはありません。
    初期の段階であれば、セルフケアなどで元通りに戻りますが、進行すると歯を支えている骨を溶かしてしまうため
    最悪の場合抜歯しなくてはならないということにもなってしまいます。
     
     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    気づかない内に進行する歯周病

    歯周病は、歯と歯茎の境目(歯周ポケット)に汚れに含まれている歯周病菌が入り込んで炎症を引き起こします。
    この炎症は、初期段階では歯ぐきに発生しますが、症状が進行すると顎の骨まで炎症が及んでしまうため、骨吸収を起こして歯が動いたり
    最悪の場合は歯が抜け落ちてしまうなどといったことになってしまうこともあります。
     
     

    軽度症状(歯肉炎)

    歯肉炎になると、歯ぐきに腫れ、うっすらと赤くなってきます。
    また、歯磨きをすると出血する場合があります。
    ただし、痛みがあることは少なく、歯周病か気づきにくい段階です。
    歯周ポケットは2~3ミリ程度です。
     
    この段階であれば、慌てる必要はなく歯磨きでしっかりと汚れを落として
    プラークコントロールをすることで元の健康な歯茎に戻ります。 
     

    中度症状(中度歯周炎)

    中度の歯周炎になると、炎症がさらに悪化して歯周ポケットが3~5ミリ程度と軽度に比べて深くなります。
    歯ぐきだけでなく、顎の骨が少しずつ痩せていき、歯ぐきが下がったようにも見えてきます。
    この段階では歯磨きをした際の出血の頻度が高くなってきます。
    また、歯が浮いたような感じがしたり口臭が気になりだしたりします。
     
     

    重度症状(重度歯周炎)

    重度の歯周病まで進行すると、歯周ポケットもかなり深くなり6ミリ以上になります。
    顎の骨が広く溶かされ、半分以上なくなってしまい、歯がグラグラと動き出し最悪の場合は抜け落ちることもあります。
    歯ぐきの炎症がひどくなり、出血や膿が出ることもあります。
    また、口臭も非常に強くなり、物を噛むと痛みが出たり、噛みにくかったりします。
     
     

    まとめ

    歯周病は初期の段階では、出血や歯ぐきの腫れだけですが、進行すると歯がグラグラして抜け落ちてしまうこともあります。
    歯肉炎の段階で治療をすると、元通りに戻りますが、顎の骨が減ってしまうと自然に元通りには戻りません。
    外科手術をしないと骨は元には戻らないため、早い段階で歯周病の治療を開始しましょう。

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    お子さんの歯科医院通いはいつから?

    2023年10月10日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

     

    お子さんの歯にむし歯を作りたくないと思う親御さんは多いと思いますが、「いつ頃から歯医者に行ったらよいの?」と悩む方もいらっしゃるのではないでしょうか。
    乳歯の健康を守ることは、永久歯のためにも大切なことです。
     
    そこで、お子さんの歯医者デビューの時期やメリットについてお伝えしたいと思います。


     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    子供の歯科医院通いはいつから?

    赤ちゃんの歯医者デビューは歯が生え始めてから

    赤ちゃんの歯は個人差がありますが、6か月ころから生えてきます。
    この乳歯が生え始めた時期が歯医者デビューにおすすめです。
     
    0歳で虫歯がある子はまれですが、この時期はこれからどのようにケアをしていったらよいかを確認していく準備期間です。
    赤ちゃんの虫歯予防や健康な顎の発育のために大切なことをお伝えします。
    1歳を過ぎると、上下の歯が生えてきた段階で噛み合わせを確認することもできます。
     
     

    赤ちゃんのころから検診をする3つのメリット

     
    ●虫歯や歯並びの異常に早期を気づくことができる
    赤ちゃんの歯が生え始めたころから、むし歯になるリスクはあります。
    毎日歯磨きをしていても苦手な部分は磨き残しが残ったり、歯磨き自体を嫌がったりする子も少なくありません。
    赤ちゃんに異常や気になるところがなくても、定期的に検診を受けることで、もし虫歯や異常があった場合に早期に発見することができます。
     
    ●授乳・離乳食・仕上げ磨きについて正しい方法を確認できる
    赤ちゃんの歯磨きの仕方はもちろんですが、授乳のタイミングや離乳食の開始時期など適切なタイミングをお話できます。
    毎日の食事や食べ方がお口の健康につながっています。正しい知識を得て、お子さんのお口の健康の参考にしてくださいね。
     
    ●歯医者に慣れることができる
    虫歯が見つかって歯医者に通院すると、歯医者はむし歯を治療するところというイメージがついてしまいます。
    そして、低年齢のお子さんはすぐに治療をすることが難しいケースがほとんどです。
    小さいころから歯医者に通う習慣をつけておくと、痛くないため通院がスムーズにいきますし、慣れている分むし歯の治療に対する抵抗が少ないです。
    また、定期的に通うことで大きなむし歯ではなく、小さなむし歯の段階で見つけることができるため、治療も簡単に短時間で行うことができます。
     
     
    むし歯になってから通うのではなく、むし歯にならないようにケアをする考え方が浸透してきています。
    お子さんの歯のむし歯を作らないためにも、赤ちゃんからのケアをおすすめしています。

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    歯周病予防はプラークコントロールから始まる

    2023年10月3日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

     

    歯周病の原因となるプラーク(歯垢)は細菌の集合体のようなものであり、水でうがいするだけでは完全に取り除くことができません。
    プラーク(歯垢)を取り除くためには、何よりも日々の歯磨きが非常に大切になります。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    ・歯周病の原因となるプラーク

    人の体の中には様々な細菌が生息しています。
    お口も例外ではなく多くの細菌がいます。
    この細菌が密集して歯の表面や歯と歯茎の間に付着しているのがプラーク(歯垢)です。
     
    プラークを触ったことがある方もいるかもしれませんが、粘着性が高く非常にべたべたしたものであるためしっかりと歯磨きをしないと落とすことができません。
    そして、このプラーク1mgあたりには、約10億個もの細菌が存在しているとされ、その中に歯周病菌が含まれており、プラークを放置してしまうと炎症を起こし歯周病になってしまいます。

     

    重要なのはプラークコントロール

    プラークコントロールとは、プラーク(歯垢)を除去してお口の中の環境を清潔に保つことです。
    簡単に言ってしまうと毎日きちんと歯磨きをしましょうということですね。
    すでに歯面に付着しまっている汚れを取り除くことは勿論ですが、今後作られるプラークをいかに歯に付着させない口腔内環境を作るかも大切です。
     
    先ほども記載しましたが、プラークコントロールは、毎日の丁寧な歯磨きが最も大切です。
    通常の歯磨きの場合では5,6割程度しかプラークを除去することができません。
    そこで必須アイテムとなるのがデンタルフロスや歯間ブラシになります。
    これらの道具は歯ブラシでは落としきれない歯と歯の間のプラークをごっそりと除去することができます。

    ちなみにですがデンタルフロスを通した際に出血を伴う場合は歯周炎になっている可能性もありますので注意が必要です。
    これらのアイテムを使用してやっとプラーク除去率が8,9割程度となります。

     
    では、残りの2割はどうすればいいのでしょうか?
    答えは歯科医院で受ける定期検診になります。
    歯科医院ではプロがしっかりと専用の器具を使用してセルフケアではどうしても取れない歯垢が固まってしまった歯石の除去や、
    プラークが付着しにくいように歯の表面のお掃除までしっかりと行います。

    これら全てを行うことで完璧なプラークコントロールと言えるのではないでしょうか。

    歯科医院では適切なブラッシングの指導なども行っていますので、日々のセルフケアと歯科医院での定期検診を上手く利用して健康な口腔内環境を手に入れましょう。

    ふとした時に詰め物が取れてしまった時はどうすればいい?

    2023年10月3日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

     

    食事中や間食時にうっかり粘着性の高いものや硬いものを食べた時にポロっと詰め物が取れてしまった経験がある方はいらっしゃいますか?
    治療直後はまだ接着が完全ではない状態が大半ですが治療してから暫くたっており、
    しっかりとくっつけていたはずの詰め物が外れてしまうのは、どうしてなのでしょうか。

    そこで今回は詰め物が取れてしまう原因と対処についてお伝えしたいと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    詰め物が外れる原因

    ・経年劣化

    詰め物は、セメント質の接着剤を用います。
    セメントには寿命があり、一見しっかりと接着しているように思えても年月が経つにつれて徐々に劣化していきます。
    では金属製の詰め物であれば問題ないのでしょうか?
    答えはNOです。残念ながら金属製の詰め物であってもセメントと同様に経年劣化してしまうので試用期間が長いほど破損してしまうことがあります。

    ・むし歯の再発

    詰め物が外れてしまう原因の1つにむし歯があります。
    むし歯は、むし歯菌(ミュータンス菌)が糖を原料として発生させる酸が歯の組織を溶かしていくことで起こる症状です。
    詰め物と歯の間に少しでもすき間があるとそこからむし歯菌が侵入してしまい歯の裏側でむし歯を発生させてしまうことがあります。
    詰め物は、歯の形に合わせてピッタリと合っていなければしっかりと接着はしません。
    ところが、むし歯が再発してしまうと、歯が溶かされてしまい被せ物をした時の形と変形してしまいます。
    これでは折角歯の形と合わせた詰め物だとしても歯の形が変わってしまっては上手く接着することができずに外れてしまうことがあります。

    ・歯ぎしりや食いしばり

    普段歯ぎしりや食いしばりをしない人でも睡眠中に無意識に行っている場合があります。
    特に無意識化で行われるものは歯に過剰な力が加わってしまい詰め物をくっつけているセメントが破壊されることがあり、そうなると詰め物が外れてしまいます。

    ・噛み合わせの変化

    普段の生活であまり気にすることはないと思いますが、歯は動くものです。歯が動くことで長い時間をかけて咬み合わせも少しずつ変化していきます。
    普通の歯であれば、噛み合わせの変化にあわせて、歯のほうがすり減って形を変え、新しい噛み合わせになじんでいきます。
    ところが、詰め物は硬いので中々すり減りません。変化を起こす前の噛み合わせにあわせて作られたままの状態なので、新しい噛み合わせに合わず、外れてしまいます。

    詰め物が外れたときの注意点

    ・自分で戻さない

    外れた詰め物を元の歯に戻そうとするのはやめましょう。
    外れた詰め物は、歯にぴったりと入れなければ、歯が欠けたり割れたりする、または詰め物が変形する原因になるからです。

    ・捨てずに歯科医院に持って行く

    外れた詰め物や、つけてあった歯の状態に問題がなければ、詰め物を再び歯に戻せます。歯科医院を受診する時、忘れず持参するようにして下さい。
    それまでの間は箱に入れておくなど、保管している間に詰め物が変形しないように気をつけて下さい。

    ・放っておかない

    詰め物をしてあったということは、以前にむし歯になって治療を受けた歯ということです。
    詰め物が外れたままにしておくと、そこからむし歯が再発するおそれがあります。放置しないで早めに歯科医院を受診することをおすすめします。

     

    お子さんの歯の着色が気になりことがありますか?

    2023年9月25日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

    歯というのは、もともと白い組織なので着色があると不安に感じてしまうこともあるのではないでしょうか。
    特にお子さんは大人よりも虫歯リスクが高く、場合によっては歯の発育異常なども考えられるため、親御様としては早めに対処しておきたいと考えるかと思います。
    今回はそんなお子さんの歯の着色原因と自宅で行える対処についてお伝えしたいと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    子供の歯が着色する4つの原因

    子供の歯が着色する原因は、大きく4つに分けられます。

    ●茶渋などによる汚れ

    子供の歯の着色の原因として最も多いのが「ステイン」です。
    お茶を始めとした色素の濃い食品を習慣的に摂取していると、歯の表面にステインが形成されます。
    あるいは、歯垢や歯石に色素が沈着して、歯を黄ばませることもありますが、いずれも病気ではないのでご安心ください。

    ●虫歯

    歯の着色が認められる部分に穴が開いている場合は、虫歯の可能性が高いです。
    とくに象牙質まで達した虫歯では、酸によって溶かされた歯質が軟らかくなり、そこに汚れが沈着しやすくなります。
    汚れ自体はステインと大差はありませんが、虫歯を治さなければ着色も悪化していきます。

    ●外傷などによる神経の失活

    子供は転倒によって顔面及び前歯を強打することが多いです。
    その際、歯質が割れなくても、歯の中心にある神経が死んでしまい、歯を黒ずませることがあります。
    一般的な着色や虫歯との決定的な違いは、着色の範囲です。
    歯髄の失活では、歯全体が黒くなるため、比較的診断はつけやすいです。
    ちなみに、外傷による歯髄の失活は、受傷からしばらく経過して症状が現れるため、一般の方には原因がわかりにくくなっています。

    ●エナメル質形成不全

    エナメル質形成不全とは、その名の通りエナメル質が未熟な状態で歯が生える現象です。
    先天的な病気や異常でそのような症状が現れる人もいれば、乳歯の虫歯の重症化が原因となることもあります。
    エナメル質形成不全では、歯の着色や変色だけでなく、形態的な異常を伴うことも多いです。

     

    自宅でできる対処法

    子供の歯の着色は、自宅でのケアで改善できるものもあります。それは原則としてステインなどの「着色汚れ」のみです。
    虫歯や神経の失活、エナメル質形成不全による歯の着色は、ホームケアでは改善できません。ですからここでは、自宅での着色汚れの対処法をご紹介します。

    ●色素の強い食品を避ける

    歯の着色汚れの主な原因は食事なので、色素の強い食品はできるだけ避けるようにしましょう。
    子供の場合はジュースやお菓子、スイーツなどに十分な注意が必要です。
    とりわけ粘着性の高いおやつは歯の表面に残りやすく、虫歯の原因にもなります。

    ●歯磨き・うがいをしっかり行う

    仮に、着色性の高い食べ物を口にしたとしても、そのあとの歯磨き・うがいをしっかり行っていれば歯の黄ばみ・黒ずみは抑えられます。
    同時に、虫歯予防にも寄与します。ただ、一度形成されたステインは、歯ブラシによるブラッシングできれいに落とすことは難しいので、プロフェッショナルケアを受けることも大切です。

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    口輪筋という言葉を聞いたことがありますか?

    2023年9月25日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

     

    皆さんは「口輪筋(こうりんきん)」という筋肉をご存知ですか?
    口唇の周りにある筋肉で、しゃべる・食べる・呼吸をすることと密接に関連があります。
    あまり耳にすることがないかと思いますがお口・全身の健康とも深い関わりがあるものなのでお伝えしていきたいと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    口輪筋とは?

    口輪筋は、文字通り“輪っか”のような形をしている筋肉ですが、肉眼で確認することはできません。
    上下の口唇の周りに存在しているものとお考えください。その働きは主に口を開けたり、閉じたり、すぼめたりすることです。
    誰もが日常で無意識に使っているものなので、そもそも筋肉という認識がない方もいらっしゃることでしょう。
    それだけに、「わざわざ鍛える必要もないのでは?」と思われるかもしれませんが、実際はそんなことはありません。
    なぜなら、口輪筋は放っておくと衰えて、さまざまなデメリットをもたらすからです。

     

    鍛えることのメリットと衰えることのデメリット

    口輪筋は、単に口を開け閉めするだけの筋肉ではありません。その筋力を鍛えることで、次に挙げるようなメリットが得られます。

    お口全体の健康増進

    口輪筋を鍛えると、歯に対して適切な圧力が加わり、出っ歯や受け口、開咬(かいこう)などの歯並びの異常を防ぐことができます。
    咬み合わせも正常に発育し、食べ物を効率良く噛めるようになることから、歯や歯茎、顎の関節にかかる負担も最小限に抑えられます。
    その結果、お口全体の健康維持・増進につながります。

    顔のたるみを防ぐ

    年を取ると、顔が老けてきますよね。それは口輪筋が衰えることと直結しています。口輪筋は口角を上げる役割も担っているため、その機能が衰えると表情が乏しくなってしまうのです。
    また、口輪筋からはたくさんの表情筋が放射状に伸びており、喜びや驚きを表す表情とも強く関連しています。ですから、口輪筋を鍛えることで、表情が豊かになり、顔のたるみも予防できます。

    いびきや睡眠時無呼吸症候群を防ぐ

    口輪筋が衰えると、口を閉じることが難しくなります。その状態が睡眠中も続くと、舌が喉の奥へと後退して気道を塞ぐことがあるのです。
    そうして起こるのがいびきや無呼吸です。最近では、睡眠時無呼吸症候群という病気が有名になりましたが、
    口輪筋を鍛えるだけでもそのリスクを低下させることは可能なのです。

    風邪やインフルエンザの予防に

    口輪筋は、鼻呼吸を促す役割も担っています。口唇が閉じていれば、自ずと鼻から呼吸するようになりますよね。
    逆に、口輪筋の衰えによって口が開いていると、口呼吸が促され、細菌・ウイルスが直接、喉の奥に侵入しやすくなり、
    風邪などの感染症リスクが上昇するのです。そのため、口輪筋を鍛えることは、風邪やインフルエンザの予防にも寄与します。

     

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    脱灰と再石灰化のバランスがむし歯予防に大切

    2023年9月19日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

     

    むし歯は細菌が作り出す「酸」によって、歯を溶かす病気です。
    しかし、すぐに歯の表面に穴があくのではありません。
    歯の表面が少しずつ溶け出し、やがて穴があいてしまうのです。
    しかし、歯の表面に穴があく前の「初期むし歯」の段階であれば、まだ間に合います。
    再石灰化でエナメル質を修復できれば、むし歯を抑制できる可能性も残されています。
     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    むし歯の原因となる「脱灰」のメカニズムとは?

    そもそも、むし歯はどのように発生するのでしょうか。
    むし歯の原因である細菌(ミュータンス菌)は、私たちが摂取する食事や甘いおやつなどの糖分を栄養として酸を作り出します。
     
    細菌によって作られた酸が、歯の表面のエナメル質を溶かしていきます。
    この状態を「脱灰」と言います。これがむし歯の始まりです。
     
     

    初期むし歯なら、削らずに修復できる可能性あり

    では、歯の表面が溶けてしまったら、すぐに穴があいてしまうのでしょうか。
    じつは、穴があく一歩手前の状態を「初期むし歯」と言い、歯の表面に穴があくまでには少し猶予があります。
    この状態なら、再石灰化とフッ素の力で修復できる可能性があります。
     
    再石灰化とは、歯を脱灰から守る唾液の働きのことです。
    唾液には「細菌が作り出した酸を中和する」「溶け出したミネラルを補給する」などの働きがあり、むし歯から大切な歯を守ってくれています。
    間食をなるべく控えるなどのちょっとした工夫で、脱灰と再石灰化のバランスが整い、唾液による修復が行われる可能性があります。
    また、フッ素を上手に取り込むことも再石灰化を促すポイントです。
    すぐに歯科で診察を受けましょう。
    効果的にフッ素の力を取り込むなら、歯科医院でのフッ素塗布がおすすめです。
    高濃度フッ素を直接歯の表面に塗布するので、歯の再石灰化におおいに期待できます。
     
     

    最後に

    脱灰と再石灰化のバランスを保ってむし歯から歯を守りましょう。

    むし歯のないお口の環境は、脱灰と再石灰化の絶妙なバランスによって保たれています。
    逆に言えば、間食が多い方はむし歯が発生しやすい環境であるということ。
    生活習慣を見直すことで、ある程度むし歯を防ぐことも可能です。
    毎日の歯磨き、規則正しい食生活を意識して、むし歯予防に取り組みましょう。

     

     

     

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    自宅で行う歯周病のセルフチェック!

    2023年9月19日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

     

     

    歯周病といえば「りんごをかじると、歯ぐきから血が出ませんか?」というフレーズを一度は耳にしたことがあるかもしれませんね。
    数十年前に放送されていたCMが元ネタで、今でもネットメディアなどで繰り返し取り上げられています。

    とてもインパクトの強いフレーズですが、実際、歯周病にかかるとちょっとした刺激で歯ぐきから血が出ることがあります。
    それでも自覚しにくいのが現実で、歯周病を発症していても治療を受けていない人が大半といえます。

    そこで今回は、歯周病が疑われる症状について解説して、是非とも皆さんにも歯ぐきの状態をセルフチェックしていただけたらと思います。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    歯周病が疑われる症状

    ◎歯ぐきから血が出る

     

    歯周病では、りんごのような硬いものを噛んだ時や歯磨きをした時などに歯ぐきから血がでやすいです。
    これは炎症によって歯ぐきがブクブクに腫れているからです。

    そうした歯ぐきからの出血がたびたび起こるようであれば、歯周病が疑われます。

     

    ◎歯ぐきが赤く腫れている

    歯ぐきはもともときれいなピンク色をしているのですが、それが赤く腫れている場合も歯周病が疑われます。
    とはいえ、歯ぐきの変化まで毎日観察していない人が大半なので、自覚しにくい特徴ともいえます。

     

    ◎口臭が強くなった

    口臭が強くなることも歯周病が疑われる症状のひとつです。
    歯周病菌は、メチルメルカプタンという腐った玉ねぎのような臭いの物質を作り出すからです。

    最近、口臭が気になり始めたという人は要注意です。

     

    ◎歯がグラグラする

    舌や指で歯に触れた時にグラグラと揺れ動くような場合は、歯周病がある程度進行していることが予想されます。
    歯を支えている歯ぐきや顎の骨の破壊が進んでいることでしょう。

    早急に精密検査を行い、適切な治療を始めることが大切です。

     

    歯周病はどうして自覚しにくいの?

    歯周病は自覚しにくい病気としても有名ですが、それは“痛み”というわかりやすい症状が現れにくいからです。
    軽度から中くらいの状態では、我慢できないほどの痛みが生じることはまずありません。

    これは虫歯との決定的な違いですね。

    つまり、歯周病を自覚する頃には、病状が相当進行しているものとお考えください。

     

    定期検診で歯周病を早期発見

    歯周病は、早期発見・早期治療が何よりも重要な病気です。
    3ヶ月に1回程度の頻度でご来院いただければ、歯周病にかかっていないかをしっかりお調べします。

     

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    健康で快適な生活は歯磨きから

    2023年9月12日

    こんにちは!
    いわつか歯科クリニックです。

     

    美しく健康な歯で、快適に生活するために重要なのは、毎日の歯磨きです。この歯磨きを怠ってしまうと、虫歯や歯周病に罹患するリスクが高くなります。歯磨きの大きな目的は、口腔内の食べカスや歯垢(プラーク)などの汚れをしっかりと除去することです。特に細菌の集合体である歯垢は虫歯や歯周病の原因菌を含んでおり、水に溶けにくく粘着性があることから、付着するとうがいだけでは除去できなくなります。この歯垢が溜まることで、歯垢の中の虫歯菌が歯を溶かし虫歯になったり、歯周病菌に歯茎が感染し炎症を起こすことによって、歯周病に罹患してしまうのです。

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

     

    歯磨きをする上で重要なポイント

     

    ・食後は必ず歯磨きをしましょう

    飲食をした後の口腔内は酸性に傾きます。また、口腔内の細菌が飲食物に含まれる「糖」を代謝して酸を産生するため、歯の表面のエナメル質からカルシウムやリンなどのミネラル成分が溶け出す「脱灰」を起こします。通常、唾液の「緩衝作用」によって口腔内は中性に戻り、脱灰を起こしても唾液の「再石灰化作用」により、溶け出したミネラル成分は修復されます。しかし、中性に戻るまでには40分程度の時間を要するため、その間ミネラル成分が溶け出しやすい状態が続きます。そのため、口腔内に食べカスや歯垢などの汚れが残っていることにより脱灰が進んでしまうだけでなく、再石灰化作用も追いつかなくなるので、虫歯や歯周病のリスクが高くなるのです。食後にしっかりと歯磨きをおこなうことで、食べカスや歯垢を取り除くことができるため、習慣付けるようにしましょう。

     

    ・歯ブラシはご自身にあったものを選びましょう

    歯ブラシの基本的な持ち方は、手を握るような持ち方の「パームグリップ」と、鉛筆を持つような持ち方の「ペングリップ」があります。また、歯ブラシの持ちやすさは一人ひとり違うので、持ちやすい歯ブラシを選び、力の入れすぎずに磨くようにしましょう。もしも磨く際に力が入りがちな方は、力を調節しやすいペングリップがお勧めです。歯ブラシの毛先は、フラットなタイプや毛先が山型になっているもの、デコボコしたものなど様々な形状のものがあり、ブラシの硬さも「やわらかめ」「ふつう」「かため」がありますが、ご自身の歯の状態に合わせて使用するようにしましょう。どの歯ブラシを使用すれば良いのか悩む場合は、歯科医院でおこなう歯のクリーニングの際に相談することをお勧めいたします。なお、歯ブラシは1ヶ月に1本を目安に交換することが良いとされています。毛先が開いてきた歯ブラシは、丁寧にブラッシングしても効果的に汚れを除去することができませんので、この場合も新しいものに交換しましょう。

     

     

    正しい歯磨きの仕方

    歯の表面に対しては、歯ブラシを横にして全体的に歯ブラシが当たるように磨きましょう。その際、歯ブラシの毛先が広がらない程度の力で小刻みに動かして1本ずつ磨くことが大切です。歯と歯の間は、歯ブラシを縦にして歯の表面を左右、真ん中と分けてブラシを歯に垂直に当てながら磨きましょう。奥歯はブラシが届きづらい箇所なので、歯ブラシを縦にして間に入り込むようにして丁寧に磨きましょう。

    歯と歯茎の境目は特に歯垢などの汚れが付着しやすく、歯垢が溜まってしまうと隙間の溝が広くなり「歯周ポケット」が形成されます。歯周ポケット内に歯垢などの細菌が溜まると歯周病のリスクが高くなるため、しっかりとしたブラッシングが必要になります。歯と歯茎の境目に対しては、溝に入り込むように歯ブラシを斜め45度の角度で当てて、細かく力を入れすぎないように注意して磨きましょう。効果的に歯垢を除去するためにも、歯磨する順番をあらかじめ決めておくこともお勧めです。

     

    補助清掃用具を効果的に併用しましょう

     

    ・歯間ブラシ

    歯と歯の間は、歯ブラシだけではキレイに汚れを除去できない箇所もあります。その際に歯間ブラシを使用しましょう。歯間ブラシはサイズが一般的には4S~LLまであるので、ご自身の歯と歯の間の隙間に合わせたサイズのものを選びましょう。使用方法は、歯間ブラシを歯と歯の隙間に垂直に入れて、ゆっくりと往復運動しながら汚れを掻き出します。その際に斜めに動かすと歯茎を傷つけてしまうことがあるので、鏡を見ながら使用しましょう。一度使用した歯間ブラシには汚れが付着しているため、次の歯と歯の間に汚れが移ったり、歯茎の中に侵入する可能性があります。次の歯と歯の隙間を磨く前に、水で歯間ブラシを軽く洗うことが大切です。

     

    ・デンタルフロス

    デンタルフロスは、歯間ブラシでは入りにくい隙間などに使用します。デンタルフロスには「ホルダータイプ」と「糸巻きタイプ」がありますが、ホルダータイプは手間がかからずにすぐ使えるので、初めてデンタルフロスを使う方にお勧めです。ホルダータイプの使用方法は、歯と歯の間にデンタルフロスを当てて、ゆっくりと横に動かしながら隙間に入れます。中まで入ったら上下に動かして、隣り合った歯の両方の面を磨き、ゆっくり横に動かしながら取りだします。糸巻きタイプは、30~50cm程度の長さのフロスをケースから取りだし、左右の中指に巻きつけ親指と人さし指を使って、1~2cmの長さになるように調節します。フロスの糸の部分を歯と歯の間に入れて、ホルダータイプと同じように磨きます。ただし、糸巻きタイプの場合は横からフロスを取りだすことができるので、取りだしにくい箇所でも歯茎を傷めることはありません。

     

     

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