2022年12月6日
こんにちは! いわつか歯科クリニックです。
みなさん、歯はどんな時に使うと思いますか?
ずばり、歯は食事をするときに使う大切な道具です!
歯の働きでいちばん大切なのは食べものを噛み砕き、消化しやすい形にすることです!
しかし、歯の役割はそれだけではありません。 言葉をしゃべるという、人間にとって重要なコミュニケーションにおいて、歯は欠かせない役割を担っています。歯が欠けたり、なかったりすると、発音がはっきりせず、言葉が伝わりにくくなってしまうんです…
◆口腔内はとても敏感で繊細
お口の中はかなり繊細で敏感なところです。
例えば、すごく小さな細い毛が入っていたらすぐに気がつきます。
すぐに違和感を感じて舌でより分けて出すことができます。指先も敏感ですが、口、中でも舌ほどではありません。
そんなお口の中にある歯が痛くなってしまったり、歯茎が腫れていればやはり辛いですよね。
また、運動面でも、歯は、体のバランスをとったり、運動するときのも重要な役割をもっています。
そして噛むことの利点は、食べものを噛み砕き、消化しやすい形にすることだけではありません。脳の血管に血栓ができると、血栓から先に血液が流れなくなり、そこから脳の細胞は死んでしまいます。ところが咀嚼を繰り返すことで、脳の血流がよくなり、バイパスができ、脳の細胞に血液を送り込めるようになります。 脳卒中を防ぐ意味でも、自分の歯をいつまでも健康に持ち続け、食事のときにはしっかり咀嚼することがとても重要なのです。
「歯はダメになるから古くなったり痛くなったりすれば、取り替えるもの。年齢を重ねれば歯は自然と悪くなっていき何回も治療が必要だったり抜けていくのは当然。いずれ年になれば入れ歯になるのは仕方がないことだよね…」というお話をたまに患者様から聞いたりします。
ですがこれだけの重要な役割を果たしてくれる歯や口腔内を守るためにも、ご自宅でのホームケアや歯科医院でメンテナンスをしっかりとおこなって健康な歯を維持しましょう!!
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー
皆さんは普段ご自身の上下の歯が触れ合っているのは1日どのくらいかご存知ですか?
皆さんの中には通常時は上下の歯が接触しているのが普通と思っている方もいるかもしれませんが、実はその認識は間違いです。
意外と思われるかもしれないですが、何もしていない時は上下の歯は接触しておらず、離れているのが正常のポジションとされています。
会話や食事をする際に接触するだけで、接触している時間の合計は1日わずか17分程度が正常だと言われており、
普通の人は口を閉じていても、上下の歯の間には2~3mmの隙間があるのが通常です。
これを安静位空隙と呼び、咀嚼筋(左図)は安静状態にあります。
◆TCHってなんですか?
上下の歯を”持続的に” 接触させる癖のことをTCHといいます。
TCHとは「Tooth Contacting Habit 」の略で「歯列接触癖」のことを指します。
また、上下の歯が触れ合うと聞くと一般的には「かみ締め」や「食いしばり」「歯ぎしり」を思い浮かべる方が多いと思いますが、実際にはグッと強い力で、かみ締めや食いしばりを行わなくても上下の歯が接触する程度でも筋の緊張・疲労は生じてしまいます。
TCHは緊張している場面で起こるとされています。
〇過度な緊張やストレス
〇家事
〇集中する作業(パソコンなど)
〇細かい作業
〇テレビ、スマホ、ゲーム
日常にも沢山のTCHになる要因は潜んでいます。
◆TCHのセルフチェック方法
次にご自身がTCHかどうか簡単にチェックする方法をおつたえします。
TCHのセルフチェック方法はいくつかありますが、一番簡単と思われるものを紹介します。 まず唇を閉じます。 この時上下の歯も同時に接触してしまった人はTHCの疑いがあります。 歯が離れたままで唇だけ閉じられた人は特に問題ありません。
2022年11月29日
冷たい食べ物や飲み物、または酸味の強いフルーツなどを食べるといきなりしみる、歯ブラシの毛が触れるといきなり痛みを感じたりした経験はありませんか? そんな症状は「知覚過敏」であるかもしれません 今回はそんな「知覚過敏」について少しお伝えしていこうと思います。
◆知覚過敏はなぜおこるの?
知覚過敏を発生しやすいのは20歳〜50歳で、日本人の約4人に1人が経験していると言われています。
知覚過敏は「象牙質(ぞうげしつ)の露出」によっておこります。 歯の中心部には神経があり、やわらかい象牙質と硬いエナメル質に覆われています。 普通の状態であれば、歯の一番外側を硬いエナメル質が覆っているため、痛みを感じることはないです。
しかし、象牙質が露出してしまうと神経に刺激が伝わってしまうため、 痛みを感じやすくなってしまいます。
◆知覚過敏は放置しないこと!
例をあげると歯磨きの際に歯ブラシが触れて痛みを感じるため、 しっかりとした歯磨きを行わなくなってしまう可能性があります。 そうするとプラークがたまりやすくなり、歯周病のリスクが高まることに繋がります。 その歯周病を放置していると最悪の場合、歯が抜け落ちてしまうなどのことにもなりかねません。
◆しっかりと対策をとって健康を維持しよう!
知覚過敏かなと思ったらまずは歯磨きの方法を一度考えてみましょう。
①余分な力をかけない「ペングリップ」で歯ブラシを持つ ②毛先のやわらかい歯ブラシで力を入れず小刻みにやさしく磨く ③常温もしくはぬるま湯で口をゆすぐ ④歯みがき粉は知覚過敏に有効な「硝酸カリウム」入りを使用する。
上記の内容に気を付けて歯磨きをおこなうのがポイントになります。
それでも症状が改善されない場合は歯科医院での治療を行いましょう。
みなさんは「歯の着色汚れ」は気になりませんか?
定期検診の時に、「歯が茶色くなってきたのが気になって…」と、歯のクリーニングを希望される方も多くいらっしゃいます。
歯が黄ばんだり茶色く見えたりする原因には、歯の表面に色素が付着する『外因性』のものと、
歯の内部が変色する『内因性』のものとの2種類に分けられます。
◆外因性の着色
・食べ物や飲み物に含まれている色素成分が、歯の表面に沈着して現れる着色汚れを「ステイン」といいます。 タバコのタール、紅茶やコーヒー、赤ワイン、カレーなどの色が濃い食べ物が好きな方はステインが付着しやすいので注意しましょう。
・治療で歯に詰めたり被せたりした金属が劣化してくると金属成分が浸み出してきます。浸み出した金属成分の色が、歯や歯ぐきに付着することで黒っぽくなる場合があります。
◆内因性の着色
・歯の1番外側はエナメル質という硬い組織で覆われています。
その内側には象牙質という乳白色〜黄色い組織があります。
加齢によりエナメル質が少しずつすり減っていき、内側にある象牙質の黄色味が見えてくる事によって歯の見た目が黄色っぽくなる場合があります。
◆着色汚れの軽減には早めに対策を
ご自身で出来る着色予防は紅茶など色素成分が含まれる物を飲食する前後に水を飲んだりうがいをする、色素成分が強いものを飲食した後は早めに歯磨きをするなどがあります。
ですが、どんなに頑張って対策をしていてもステインや歯垢・歯石がついてしまうことは多いです。セルフケアで落とせないステインや汚れは定期的に歯科医院のクリーニングでお掃除しましょう。
2022年11月22日
みなさんは歯磨き粉を選ぶ際に「フッ素」を気にして購入している方はいらっしゃいますか? 「フッ素」といわれると子供の虫歯予防のためというイメージを思い浮かべる人が多いと思います。 今回はそんな「フッ素」が大人にも効果的であるのかをお伝えしたいと思います。
■フッ素の効果
「フッ素」には以下のような効果で虫歯の発生と進行を防ぎます。
●エナメル質の修復を促進
虫歯予防といえば子供のイメージと思う人が多いと思いますが、 実は大人になってから虫歯になることの方がリスクが高いのです。
子供の歯は永久歯に生え変わる前であれば抜け落ちても生え変わるので問題ありませんが、 大人の場合、歯が抜け落ちてしまうと生え変わることはないので取り返しがつきません。
■虫歯治療した歯は再発しやすい
過去に虫歯治療をした歯は、再発して虫歯になりやすいことがわかっています。 治療した歯は無傷の歯に比べて虫歯になりやすいため、歯磨きも通常より丁寧に行う必要があります。
■大人の虫歯予防にもフッ素は効果的!
虫歯リスクの高い大人の方にも毎日のケアにフッ素を取り入れることが効果的です。 歯磨き粉の成分表示を見てモノフルオロリン酸ナトリウム(MFP)、フッ化ナトリウム(NaF)、フッ化第一スズ(SnF2)のうち、いずれかが含まれているものがフッ素効果を得られる歯磨き粉になるので是非選んでみてください。
■定期的な歯科医院での検診も!
毎日の歯磨きにフッ素を取り入れることも大切ですが、それと合わせて定期的に歯科医院での検診も行いましょう。 虫歯などの初期症状は痛みなどが発生することがなくご自身ではなかなか気づくことができません。 当医院では予防歯科に力を入れておりますので、お口の中でお悩みのことがありましたら是非ご相談ください。
みなさんは口腔内環境が認知症と関りがあることを知っていますか?
現在、歯周病とアルツハイマー型認知症との関係性が研究で密接していることが判明してきました。 認知症については多くの諸説があるのですが、脳内で作られているアミロイドβというタンパク質の一種がアルツハイマー型認知症に関係しているという説が現代の有力説になっています。
■認知症のリスクは静かに忍び寄る
アミロイドβは若く健康な人の体内でも作られているタンパク質です。 通常であれば、不要なものとして体外に排出されているので特に問題になることはありません。 しかし、アミロイドβが 歯周病菌と結合したときに異常変異するのではないかと近年考えられています。 マウスを使用した歯周病菌を3週間投与した実験では、異常なアミロイドβが10倍に増加し、記憶力が低下したという研究成果も出ています。 これらのことから歯周病菌は、お口の中にトラブルを起こすだけで止まらず、後にアルツハイマー型認知症になるリスクまで高める恐れがあるのではないかというのが考えられています。 歯周病は初期にはあまり自覚症状なく、気づいた時には重症化してしまっていることが多い病気です。 毎日の口腔ケアの徹底と歯科医院で定期検診を行うことで歯周病の予防と認知症のリスク軽減もしましょう。
■歯周病の予防は毎日の歯磨きから
歯周病にならないようにするためには、毎日丁寧な歯磨きとセルフケアが必須になります。 歯ブラシで取り切れない歯の間などは、フロスや歯間ブラシを使用してしっかりと汚れを除去しましょう。 それに合わせて、歯科医院でプロにお口のクリーニングをしてもらい、定期的にメンテナンスするのも大切です。
■口腔内の健康が、将来の認知症リスクを減らす
認知症に限らず口腔内の健康状態は様々な病気とのつながりがあるものも多くあります。 それらの病気にならないためにもご自身でのセルフケア、定期的な歯科医院でのクリーニングは非常に重要です。 お口のことで現在お悩みのことや、相談したいことがございましたら是非お気軽にご連絡、ご来院ください。
2022年11月15日
みなさんは歯科検診などでC2やC3などの言葉を耳にしたことがありませんか? これは虫歯の進行を表す記号になります。
進行度はC0~C4までの段階があり、数字が大きくなるほど重度の虫歯となります。 では、歯が痛いなと思った時はどのくらい進行が進んだ状態だと思いますか? 今回はそんな「虫歯」について少しお伝えさせていただきます。
■歯が痛む時点で虫歯の症状は進行している。
冒頭でも書いた「歯が痛むな…」と思った段階では既に虫歯の症状は進行してしまっています。 この時点での段階はC2となり、象牙質まで虫歯の症状が進行してしまっている状態です。
■虫歯の進行段階と治療方法
・C0
歯の表面のエナメル質が溶けはじめ、白く濁っている状態。まだ歯に穴はあいておらず、痛みなどの自覚症状はありません。 適切なブラッシングやフッ素塗布で治る可能性があります。
・C1
歯の表面のエナメル質がさらに溶けてしまい、黒ずんでいる状態です。冷たいものが多少しみることがありますが、まだ痛みを感じることがありません 虫歯に冒された部分を削り、レジン(歯科用プラスチック)を詰めて治療していきます。
・C2
エナメル質の内側にある象牙質まで虫歯が進行してしまった状態です。甘いものや冷たいものがしみるようになり、ときどき痛むことが出てきます。 虫歯に冒された部分を削り、インレー(詰め物)で補い治療します。
・C3
神経まで虫歯が進行してしまった状態です。冷たいものに加え熱いものもしみるようになり、何もしていなくてもズキズキと激しく痛むことが出てきます。 神経を除去し、神経が入っていた管の内部を消毒して薬剤を詰める根管治療を行った後、クラウン(被せ物)を被せます。
・C4
歯の大部分が溶けてなくなってしまい、歯根まで虫歯に冒された状態です。神経が完全に死に、痛みはなくなりますが、歯根部に膿が溜まってしまうと再び痛みが出てきます。 多くの場合、抜歯が必要になってしまいます。
いかがだったでしょうか? 痛みがある時点で虫歯の症状は既に進行してしまっています。 また、最悪の場合は抜歯など歯を失うことのリスクなどもあります。 そうならないためにも定期的に歯科医院での検査を受診して虫歯にならないようしっかりと予防しましょう!
ふとした時に「あれっ!口が何か臭う気がする?!」と感じることはありませんか?
人と会話するときや普段自分では気づいていないけど「もしかして臭う?」と気にしている方もいらっしゃると思います。
口臭には様々な要因があります。
今回はそんな口臭の要因と対策を少しご紹介していきたいと思います。
●唾液の分泌が重要!!
唾液には口の中を洗浄してくれる作用があり、噛んだり話したりするなど口を動かすことによって、唾液腺を刺激することで分泌量が増加します。
そして、唾液には「口の健康・清潔を保つ」「食べ物を飲み込みやすくする」「消化を助ける」などの様々な働きがあり、
その唾液が減ってしまうことで口が臭うことにつながります。
口の中が乾燥していると自浄作用が低下していくことになり
その結果、タンパク質を分解する細菌が増加することで、口臭もギュッと濃縮されてしまい強烈なニオイとなってしまいます。
特に睡眠中は唾液腺が分泌されず口呼吸や水分不足により口腔内が乾燥し朝起きた時が一番においがきつくなってしまうといわれています。
対策
1:食事をする時はしっかりとよく噛んで食べる。
唾液の分泌は咀嚼の刺激によって促されるので唾液の分泌量を増やすためによく噛んで食べましょう。
2:口呼吸から鼻呼吸へ!
普段からの意識と、寝ている時は無意識に口が開いてしまうので口呼吸の方はマウスリープというお口の中心に小さなテープを貼って寝る時にお口が開くのを防止するアイテムを使用することもおススメです。
●しっかりとしたお口のケアも!!
歯周病などが進行することによってうまれる膿が要因で口内が嫌な臭いを発する場合もあります。
歯周病の進行を防ぐためにも、普段からの丁寧な歯磨き、歯科医院での定期検診などでしっかりお口のメンテナンスをしましょう!
また、鏡で口の中を見たときに舌の上が白いなと思ったことはないですか?
これは舌苔(ぜったい)と言われる口の中の食べカスの汚れや細菌などが付着して苔上になったもののことです。
そして、お口の中に細菌が本来以上に繁殖してしまうと舌苔が白く目立つようになります。
1:歯ブラシや歯間ブラシなどで口の中を清潔に保とう!
歯ブラシでの正しい磨き方や歯間ブラシでプラーク(ネバネバした細菌のかたまり)の磨き残しをお掃除していきましょう。
そうすることで歯周病などによる口臭を少しでも予防することができます。
2:舌苔を取り除く!
舌ブラシや毛先のやわらかい歯ブラシを使用して優しい力で一定の方向に磨いていきましょう。
※強い力で磨いてしまうと舌の粘膜を傷つけて味覚障害などになることがありますので優しく丁寧にしてあげてください
2022年11月12日
みなさんは誤嚥性肺炎(ごえんせいはいえん)という言葉を聞いたことがありますか? 高齢になると、飲み込む機能が弱くなってしまい誤嚥をおこしやすくなることがあります。 日本人が命を落としてしまう原因の第三位は肺炎です。 肺炎と聞くと、口腔内のケアとは一見関係ないように思えるかもしれません。 ですが歯周病にかかっていると、肺炎の中でも誤嚥性肺炎で命を落とすリスクが高くなってしまいます。
●誤嚥ってなに?
誤嚥とは、誤って肺や気管に、唾液や唾食べ物が入り込んでしまうことです。 「まだ若いから誤嚥することはないだろう」と思うかもしれませんが、睡眠中に唾液がゆっくりと肺へ流れ込んでしまう不顕性誤嚥を起こすこともあるので、安易に考えてはいけません。 主に、脳血管に関わる疾患の経歴がある方に多くみられる症状です。 お口に歯周病菌が多く存在していると、誤嚥を起こした際に、同時に肺へ菌が取り込まれてしまいます。 日頃から、お口の中の細菌を減らすために、しっかりと口腔内のケアを続けることがとても重要なのです。
●口腔内のケアで誤嚥性肺炎を予防しよう!
歯周病菌をお口から減らすには、歯垢をしっかり取り除くことが重要になります。 そのためには、毎日の歯磨きも大切ですが、歯磨きで取り除ける歯垢は頑張っても8割程度になってしまいます。 残りの2割がやがて歯石となり歯周病の悪化にもつながりますので定期的に歯科医院でのクリーニングで取り除く必要があります。 毎日の歯磨き+歯科医院での定期検診で誤嚥性肺炎の予防もバッチリしましょう!
2022年11月9日
みなさんは「大人の虫歯」というのを聞いたことはありますか? 虫歯と聞くとお子さんがなるイメージと考える人も少なくありません。 しかし近年、残存歯数の増加に伴い大人になってからかかる虫歯が問題になっています。 「大人の虫歯」は痛みを感じにくく、進行が早いため、気づいた時には手遅れ……ということになりかねず、歯の欠損の原因になることもあるのです。
「大人の虫歯」は大きく2つに分けられます。 1つは、ハグキ(歯茎)が下がった部分に生じる「根元虫歯(虫歯)」
もう1つが、治療済みの歯に歯虫歯が再発する「再発虫歯」。 大人の虫歯は、痛みを感じにくく進行しても気づきにくいのが特徴です。
■大人の虫歯を予防するためには?
大人の虫歯を予防するためには「歯を強くする」「原因菌が活動しにくい環境つくる」ことが大切です。 そのためには、日々の生活でのセルフケアに注意しましょう。
虫歯の原因菌が活動しにくい状況を作るため、食後に丁寧な歯磨きを行うことがおすすめです。特に磨きにくい奥歯や歯と歯茎の境目は気を付けて行うことを意識しましょう。 また、歯ブラシだけではなくデンタルフロスや歯間ブラシなども用いて隅々までケアしていきましょう。
大人の虫歯を予防するためには、「フッ素」が入ったハミガキや洗口液を選ぶことも効果的です。 フッ素は、歯の脱灰(歯からカルシウムやリンが溶け出すこと)を抑制すると同時に、再石灰化(溶け出してしまったカルシウムやリンを歯に取り込むこと)を促す働きがあり、歯の性質そのものを強くしてくれます。さらに、フッ素は虫歯菌の活動を抑える働きもあるため、子供、大人共に効果的な成分といえます。
いかがだったでしょうか? 大人になってからの虫歯は痛みも少なく気づいたら手遅れになっていたなんてこともありえます。 健康な歯を残していくためにも、日々のセルフケアや定期的に歯科医院でのクリーニングでしっかりとした予防をしていきましょう!