2024年3月7日
こんにちは! いわつか歯科クリニックです。
いわつか歯科クリニックに通う皆様が楽しくお食事できる様にサポートし、 友達や家族で食事を楽しんでもらえることを望んでおり、
地域の方々のお口の健康管理を安心して任せていただける、かかりつけ歯科医院として診療してまいりますので、お口のことでお悩み事がありましたらお気軽にご予約、ご相談ください。
妊娠中に歯科治療は受けられないと考えている方も多いかもしれませんが、実際は安定期であれば、最低限の治療を行える可能性があります。
ただし、ホワイトニングについては、たとえ安定期であってもデメリットがあるため、おすすめできません。
今回は、妊娠中にホワイトニングをしない方が良い理由をお伝えします。
歯科クリニックで使用されるホワイトニング剤には、過酸化水素や過酸化尿素などが含まれています。
これらの過酸化物は、胎児への影響が明確ではなく、出生時に何かしらの害を与える原因にもなりかねないため、妊娠中はホワイトニングを控えるべきとされています。
また、妊娠中だけでなく、授乳中も薬剤が影響を与える可能性があるため、産後のホワイトニングについても、慎重に行わなければいけません。
妊娠中の女性は、女性ホルモンの乱れから、口内環境が悪化しやすいです。
その結果、虫歯や歯周病を発症したり、症状が悪化したりすることもあります。
また、口内にトラブルが起きている状態でホワイトニングをすると、知覚過敏などまた別のトラブルを引き起こす可能性もあります。
そのため、口内の健康を保つためにも、妊娠中はホワイトニングを避けるべきだと言えます。
妊娠中は、母子ともに悪影響が懸念されるため、ホワイトニングを受けるべきではありませんが、以下のようなケアについては、基本的に問題ありません。
・ホワイトニング歯磨き粉の使用 ・歯のクリーニング
ホワイトニング歯磨き粉には、過酸化水素や過酸化尿素が含まれていないため、妊娠中や授乳中に使用しても大丈夫です。
しかし、市販の歯磨き粉は、主に歯の表面のステインを除去するものであるため、根本的な漂白効果はありません。
また、歯科クリニックでは、PMTCなどの歯のクリーニングを行っていることもありますが、こちらも妊娠中に受けることが可能です。
歯のクリーニングでは、自身では落としにくいプラークや歯石、ステインなどを除去してもらうことができ、歯周病予防の効果も期待できます。
ここまで、妊娠中にホワイトニングをしない方が良い理由を中心に解説してきました。
ホワイトニングは、決して危険な治療ではありません。
どの歯科クリニックにおいても、安全性を最大限考慮して行われますが、胎児への悪影響や、妊婦さんの口内環境の悪化は見過ごせないデメリットであり、もし歯を白くしたいのであれば、別の治療法を検討すべきだと言えます。
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2024年3月5日
歯科クリニックでホワイトニングを受けようとする方の中には、通院して受けるオフィスホワイトニング、自宅で行うホームホワイトニングのどちらを受けようか、迷っている方もいるでしょう。
今回は、これら両方を組み合わせたデュアルホワイトニングのメリットについてお伝えします。
デュアルホワイトニングは、即効性のあるオフィスホワイトニングと、持続性に優れたホームホワイトニングを組み合わせる方法です。
そのため、短時間で歯を白くできるというメリットがあります。
それぞれのホワイトニングを単体で行うより、歯の白さをすぐに実現できるため、例えばブライダルホワイトニングなど、特定のイベントに合わせて早めに歯を白くしたい方には向いています。
オフィスホワイトニングは、歯の表面の構造を変化させ、光を乱反射させることで歯を白くします。
こちらは、即効性があるものの、歯の透明度が失われやすいという欠点があります。
また、ホームホワイトニングは、低濃度の薬剤でじっくり時間をかけ、歯の表面を漂白する方法です。
即効性はありませんが、自然で透明感のある歯にすることが可能です。
そして、デュアルホワイトニングは、単純に2種類のホワイトニングを併用することから、ホワイトニング効果が得られやすく、満足のいく白さを実現できる可能性が高いです。
仕上がりについても、天然歯に近い自然な仕上がりになることが予想されます。
デュアルホワイトニングは、即効性と高いホワイトニング効果が魅力ですが、2種類のホワイトニングを行うことから、当然コストはかかりやすくなります。
また、ホワイトニング効果は高いですが、その分薬剤を使用する量や頻度は増えるため、どうしてもいずれかのホワイトニングを行う場合よりも、歯の違和感や痛みが出やすくなります。
その他、通院によるホワイトニングと自宅でのホワイトニングで、かなりの時間を確保しなければいけないというのもデメリットです。
ここまで、デュアルホワイトニングのメリットを中心に解説してきましたが、いかがでしたでしょうか?
オフィスホワイトニング、ホームホワイトニングにおける両方の良さを実感したいという方は、デュアルホワイトニングがおすすめです。
ただし、金銭面などに問題がある方は、コストを抑えながらもある程度白さを実感できる方法について、歯科クリニックに相談してみましょう。
2024年2月29日
歯科クリニックで虫歯を治療する場合、基本的に1日で完了することはありません。
少なくとも、2~3回は通わなければ完治しないことが多いですが、「なぜ1日で終わらせてくれないのか?」と疑問を抱く方もいるでしょう。
今回は、虫歯治療に時間がかかる主な理由についてお伝えしたいと思います。
例えば、風邪などの症状であれば、クリニックで薬を処方してもらい、安静にすることで症状が改善するケースが多いです。
そのため、基本的には1回通院するだけで済みます。
一方、虫歯の治療には、歯を大きく削った後に根管治療をしたり、詰め物や被せ物を装着したりと、必要な治療が多く、重症度が高ければ高いほど、こちらの手順は増えてきます。
もちろん、軽度であれば治療自体は1日で終わることもありますが、その他の処置が必要なケースが多いことから、どうしてもトータルの治療期間は長くなってしまいます。
歯科クリニックで虫歯治療を受ける場合、患者さんはある程度の時間、口を大きく開けておかなければいけませんし、場合によっては長い間痛みを感じることもあります。
また、何本も虫歯があるからといって、それらを一気に削ってしまうと、食事にも大きな影響を与えます。
このように、患者さんの負担が大きくならないためにも、虫歯治療は1日で完結させず、複数回に分けて少しずつ段階を踏んでいく必要があります。
虫歯の治療に時間がかかる理由としては、保険診療のルールがあることも挙げられます。
歯科クリニックで行われる虫歯治療の多くは保険診療で行われますが、こちらには細かいルールがあり、1回の通院で可能な治療には限りがあります。
保健診療は、日本国民に対し平等に医療を提供するためのものであり、一人に治療が集中しすぎると、他の患者さんの治療の機会が無くなってしまうため、歯科クリニックは何度かに分けて虫歯治療を行わなければいけません。
ちなみに、自由診療であれば、上記のような制限がないため、ある程度虫歯治療は早く終わりますが、その分患者さんの身体や治療費の負担は大きくなってしまいます。
ここまで、虫歯治療に時間がかかる主な理由についてお伝えしましたが、いかがでしたでしょうか?
仕事などが忙しく、なかなか通院の時間を確保できない方は、「なるべく早く終わらせてほしい」と思うかもしれませんが、虫歯治療の仕組み上、そのような要望に応えるのは簡単ではありません。
そのため、少しでも時間があれば通院し、早めに治療を完了させるのがおすすめです。
2024年2月27日
顎関節症の具体的な症状としては、顎が思い通りに動かず、食べ物が噛みにくいことや、顎を動かしたときに音が鳴ることなどが挙げられますが、こちらは発音を悪くする原因にもなります。
今回は、顎関節症による発音への悪影響についてお伝えしたいと思います。
人が声を発するときは、まず肺から息を出し、声帯を震わせ、共鳴や発音という段階を踏みます。
しかし、顎関節症を発症すると、顎や首の筋肉の緊張が強くなってしまい、このような正しい発音の動きができなくなります。
また、このような状態で無理やり声を出そうとしても、喉が窮屈になり、自身が思っているほど声が出ず、相手に届きにくくなることがあります。
具体的には、遠くにいるような声、こもった声に聞こえるケースが多く、こちらが原因で何度も言ったことを聞き返されることも考えられます。
顎関節症の症状としては、咀嚼がしにくくなることや、顎を動かしたときの異音などが挙げられますが、重度の場合は開口障害も伴うことがあります。
こちらは、うまく口を開けられないという症状であり、ひどければ指がやっと2本入るほどしか開けることができない場合もあります。
また、口の開閉と発音は、密接に関わっています。
例えば、サ行やタ行などは、きちんと口を開けなければ発音できないケースが多く、重度の顎関節症の方は苦手とするケースが多いです。
特に、元々あまり滑舌が良くないという方は、顎関節症になることで、より発音が大変になる可能性が高いです。
先ほど、顎関節症の方は、自身の声が相手に届きにくく、何度も言ったことを聞き返されるという話をしました。
こちらが原因で、少しずつ喉の負担が大きくなり、次第には傷めてしまうことも考えられます。
また、顎関節症の方は、自身の声が伝わりにくいと自覚している場合、無意識に大きめの声を発しやすくなります。
こちらも、喉が痛む原因の一つです。
ちなみに、このような声の出し方を続けていると、声が枯れてしまい、いつの間にか地声がハスキーボイスになってしまう可能性もあります。
ここまで、顎関節症による発音への悪影響について解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
うまく食事が摂れなかったり、顎の痛みが出てしまったりすることは大きなストレスですが、日常会話に影響が出ることもまた、大きなストレスにつながります。
そのため、顎の異変を感じた方は、一度歯科クリニックに相談し、口腔外科治療を受けることも検討しなければいけません。
2024年2月22日
虫歯の治療後なのに、歯がズキズキと痛む経験をしたことはありませんか? 虫歯菌に感染した歯を削り感染を取り除いた後、薄くなった歯を元の形に修復していくのが虫歯治療の基本です。 ではなぜ治療したばかりの歯が痛むのでしょうか? そこで今回は治療したばかりの歯が何故痛むのかをお伝えしたいと思います。
虫歯の治療後は神経が敏感になるため、いつもより痛みを感じやすい状態になっています。 虫歯が神経に近ければ近いほど、熱や振動は伝わりやすいです。
また、歯の内部にある象牙質部分の虫歯を取り除くと、一時的に神経が反応する場合もあります。神経が原因の痛みは、少しずつ解消されるのを待つしかありません。治療後できるだけ安静にし、刺激物や冷たいものなどを避けるようにしましょう。
詰め物が神経を圧迫すると、治療後の虫歯がズキズキと痛くなる場合があります。 虫歯をきれいに取り除いた後は詰め物により削り取った部分を塞ぎますが、一部の神経が誤って露出してしまい、その部分に詰め物を入れて神経を圧迫させることがあります。
虫歯治療で詰め物をする際は、噛み合わせの高さなど患者様の感覚に頼る部分が大きくなりますので、違和感がある場合はその場で伝えるようにしましょう。
詰め物が銀歯の場合、冷たい物や熱い物を食べると痛くなる場合があります。 銀歯は金属ですので熱を伝えやすく、日が浅いうちは刺激で傷みやすい状態となっています。
通常であれば2~3日もすれば痛みはなくなりますが、いつまでも痛みが続くようであれば早めに歯科医院に相談にいきましょう。
刺激物は避ける
虫歯の治療後に歯が痛い時は、刺激が強い食べ物を口に入れないようにしてください。とくに気を付けてほしいのは、辛いもの、硬いものなどは刺激を与えやすいので避ける方がおすすめです。
治療したはずの歯が痛み続けると、本当に治ったのか心配になることもあるかと思います。 しかし、ほとんどの場合は治療後の痛みは一時的なものですぐに症状が治まることが大半です。
数日たっても症状が改善しない場合は早めに歯科医院に相談して原因を探しましょう。 すぐにいけない場合は痛み止めの服用で症状を緩和できますが、一時的なものになるので必ず後日歯科医院に相談しましょう。
2024年2月20日
みなさんは犬歯と八重歯の違いについてご存知でしょうか? 同じ意味ではないの?と思うかともいらっしゃると思いますが、実際は別の意味を持っています。
そこで今回は犬歯と八重歯についてお伝えしたいと思います。
犬歯は前から数えて3番目に生えているひし形の歯のことで、糸切り歯とも呼ばれる歯になります。 他の永久歯に比べて歯の根が長いため、特に横からの力に強いという特徴があります。 犬歯の重要な役割として糸切り歯とも呼ばれる通り、鋭利な歯の先端で食べ物をしっかりと噛みちぎるというものがあります。
一方、八重歯とは犬歯が歯列から前に飛び出している状態のことと思われる方が多いと思いますが、犬歯に限らず本来の歯並びの外側に他の歯と重なって生えてしまう歯のことを指します。 日本では、八重歯をチャームポイントととして捉えるかともいらっしゃいますが、海外ではヴァンパイアトゥースとも呼ばれ、就職や結婚などにも悪影響があるともまで言われるほどです。 上記のことから犬歯は歯そのものの名前であり、八重歯は歯並びの不正咬合のことを指します。
犬歯が八重歯になりやすいこともあり、位置や向きによって唇や口の中の粘膜に尖った歯の先端が触れてしまうことで口内炎を起こしやすくなってしまうことがあります。
歯が外側に生えてしまうため歯磨きがしにくくなってしまうことで磨き残しが発生しやすく、むし歯や歯周病になってしまうリスクが高くなってしまいます。
八重歯の影響で唇が閉じにくくなってしまい口呼吸になりやすくなってしまうことがあります。 口呼吸になってしまうと口の中が乾燥して唾液量が減ってしまい、口臭の原因となったり感染症にかかりやすくなってしまうこともあります。
結論から言いますと治療をした方がよろしいでしょう。 上記した通り、八重歯には様々なデメリットがあります。 また、犬歯が八重歯になってしまった場合、犬歯本来の役目を果たすことができなくなってしまいます。
2024年2月15日
口内炎を発症すると、何もしていなくても痛みが出たり、食事がしにくくなったりと、日常生活でストレスが溜まるシーンが増加します。
そのため、できる限り発症したくないと考えるのが当然ですが、中には頻繁に口内炎ができるという方もいるかと思います。
今回は、口内炎になりやすい方の主な特徴についてお伝えしたいと思います。
きちんと歯磨きができていなかったり、日頃からストレスが溜まっていたりする方は、口内炎のリスクが高いです。
例えば、毎日歯磨きをしていない場合や、過度なブラッシングで頬や歯茎を傷付けている場合は、細菌の増殖や口内のキズが口内炎の発症につながります。
また、唾液には自浄作用といって、口内を清潔に保つ働きや、抗菌作用という細菌から守る働きなどがありますが、緊張やストレスによって交感神経が優位になると、唾液があまり分泌されなくなり、口内炎ができやすい口内環境になってしまいます。
多忙であったり、睡眠時間が確保できていなかったりする場合、免疫力が低下します。
また、免疫力が低下している方は、口内炎もできやすくなります。
口内炎の種類としては、アフタ性口内炎やウイルス性口内炎がありますが、このような場合に発症しやすいのはウイルス性口内炎です。
身体がヘルペスウイルスに感染している場合、すぐに症状が出るわけではありませんが、免疫力や体力が低下すると、身体の奥から現れ、口内炎を引き起こしてしまいます。
ちなみに、多忙や睡眠不足の方は、唾液の分泌量も低下しがちです。
バランス良く栄養が摂れていないことで、口内炎ができやすくなることもあります。
具体的には、ビタミンB2やタンパク質が不足することが原因とされているため、脂質の摂りすぎや野菜嫌いの方は注意しなければいけません。
また、コンビニでの買い物が多い生活を送っている方は、おにぎりやパスタなど炭水化物の摂取が多くなりがちであり、栄養にも偏りが出やすいです。
その他、アルコールの摂取量が多い方も注意が必要です。
アルコールを摂取しすぎると、それを分解するために大量のビタミンB群が消費され、口内炎のリスクが高まります。
2024年2月14日
大人の歯と同じように、子どもの歯も汚れや着色が目立つことはあります。
また、このような状態を改善する治療として、真っ先にホワイトニング治療が挙げられますが、果たして子どもはホワイトニングを行うことができるのでしょうか?
厳密に言うと、ホワイトニング治療には明確な年齢制限が存在しません。
しかし、基本的には、子どもは受けることができないケースがほとんどです。
18歳未満の方は、歯の成長と発達がまだ完全ではありません。
このことから、ホワイトニング治療で使用する薬剤の影響を受けやすく、歯のダメージも大きくなることが考えられます。
そのため、ほとんどの歯科クリニックでは、18歳以上の成人のみを対象にし、安全を最優先とした治療を行っています。
子どもの歯の汚れや着色は、ホワイトニング治療ではなく、スケーリングやPMTCといった方法で対処するケースが一般的です。
スケーリングは、スケーラーと呼ばれる専用の器具を使用し、歯の表面に付いた着色、プラーク、歯石などを取り除くというものです。
こちらの治療は、歯の審美性をアップさせるだけでなく、虫歯や歯周病、口臭の予防にもつながります。
また、PMTCとは、専用の器具や薬剤を使用し、じっくり時間をかけて行う歯のクリーニングのことをいいます。
治療は歯科医師や歯科衛生士が担当し、歯の表面を研磨することで、汚れや着色をキレイに取り除きます。
子どもの歯の変色がひどい場合には、歯を削ってレジンやセラミックなどの人工歯を装着する修復治療が行われることもあります。
例えば、エナメル質形成不全のような、先天的な異常による歯の変色は、大人になってからのホワイトニング治療では改善することが難しいため、子どものうちに修復治療で対処するケースが見られます。
また、テトラサイクリンという抗菌薬の服用によって変色した歯も、前述したような治療法では対処しづらく、修復治療が選択されることがあります。
ちなみに、ステインによる軽度~中程度の着色であれば、ホワイトニング治療が可能になる18歳まで経過を見ることをおすすめします。
ここまで、子どものホワイトニング治療は可能なのかについて解説しましたが、いかがでしたでしょうか?
多くの歯科クリニックでは、18歳未満のホワイトニング治療を行っていません。
そのため、子どもの歯の汚れや着色が気になる親御さんは、まず歯科クリニックに相談し、予算や要望などを伝えた上で、他の治療を受けさせることを検討してください。
2024年2月8日
歯周病は、早期に治療を始めると、ブラッシング指導と歯のクリーニングで症状が改善する可能性があります。 早めに歯科を受診するためにも、歯周病のセルフチェックを行い、歯周病のサインを見逃さないようにしましょう。
歯周病には「歯肉炎」「軽度歯周病」「中度歯周病」「重度歯周病」といった段階がありますが、ごく初期の「歯肉炎」においても出血のおそれはあります。 歯周病は進行するにつれ、顎の骨が溶かされていく病気です。一度溶かされてしまった骨は、完全に元通りにすることはできません。
その結果、万が一歯が抜けてしまっても顎の骨が大きく損なわれているため、失った歯を補う治療も難しくなります。そうならないためにも、早期発見・早期治療が重要です。
もちろん、まだ骨が溶けていない段階であれば、骨や歯茎を健康な状態に再生することができます。最近では歯周病によって溶けてしまった骨を再生する先端医療も確立されてきました。 治療開始は早ければ早いほどよいです。歯茎の腫れや出血など、少しでもお口に異変を感じたら、すぐに歯科医院で診てもらいましょう。
歯周病は、細菌の毒素で歯ぐきに炎症を起こし、歯ぐきや歯を支える骨が溶ける病気です。 最終的には歯が抜けることもありますが、初期の段階では自分で自覚できる症状が少ないのが特徴です。 そのため、ご自身でセルフチェックを行い、気になる症状が1つでもあれば歯医者を受診しましょう。 【歯周病セルフチェックリスト】 ・起床時にお口の中がネバネバする ・歯を磨いたときに歯ぐきから血が出る ・硬い食べものが噛みにくい ・口が臭くなった ・歯ぐきが腫れてブヨブヨしている ・歯ぐきが赤い ・歯ぐきが下がって歯が長くなったように見える ・歯と歯の間にすき間ができて食べものが挟まりやすい ・歯がグラグラしている ・歯が浮いているように感じる ・歯ぐきから膿が出ることがある
2024年2月6日
口内炎ができると、食事の際に食べ物があたって痛みを感じるなど非常に不便です。 早急に直したい場合は、歯科医院で治療することも可能です。
また、口内炎は免疫力の低下やウイルスが原因でできることが多く、放置しておくと発熱する可能性があるなどのリスクもあります。
口内炎とは口腔内にできる炎症のことで、歯医者で治療してもらえます。 口腔内を清潔にしていれば、1~2週間ほどで自然に治ることが多いですが、口内炎は痛みがありますので歯医者で早めに治療することをおすすめします。
口内炎の治療には、薬物による治療とレーザーによる治療の2種類があります。 2週間以上たっても治らないときは、他の病気の可能性もあるので検査を行います。
軟膏を口内炎のできている場所に塗る治療方法で、口腔内をきれいにしてから患部に塗ります。
口内炎ができている場所にレーザーを照射する治療です。 口内炎の大きさや数にもよりますが、1回から数回のレーザー治療で治すことができます。 まったく痛みがないわけではありませんが、即効性がある治療方法です。
口内炎には、免疫力が低下しているときにできるものや、ウイルスによってできるものなどがあります。 いくつかの種類があるのでご紹介します。
最も多い口内炎で、免疫低下やストレス、栄養不良などが原因です。 丸い形をした白っぽい潰瘍で、痛みが強い場合は唾液を飲み込めないこともあります。
ヘルペスウイルスやコクサッキーウイルスが原因の口内炎で、発熱や痛みを伴うこともあります。
ヘルペスウイルスが原因の場合は口腔内だけではなく、くちびるなど他の部分にも水ぶくれ状のものができます。 発疹や発熱といった症状が出ることもあるほか、他の人にも感染することがあるので医療機関で診てもらうようにしましょう。
入れ歯やほほの内側を噛んでしまったとき、やけどなどによる外傷が原因とされる口内炎で、口腔内の粘膜が赤く腫れたり、水ぶくれ状にったりすることが特徴です。
カタル性口内炎の場合は、熱い飲み物や食べ物を控えて患部を刺激しないようにし、早めに歯医者で治療してもらいましょう。
口内炎は体の免疫力が低下するとできやすくなるので、予防するには栄養と睡眠をしっかりとることが重要です。
口内炎を予防するには、栄養バランスのとれた食事をすることが大切です。 ビタミン類が不足しないように、野菜やくだもの、うなぎやレバーを食べるとよいでしょう。 うなぎやレバーに含まれるビタミンB2は皮膚や粘膜の保護を促す作用があり、口内炎の予防によいとされています。
口内炎は免疫力が下がるとできやすいため、睡眠不足や疲労をためないようにすることがポイントです。 体を休ませる時間をしっかりと確保することが口内炎の予防につながります。